PROJECT 01 軸付きウォームギヤの転造化

軸付きウォームギヤの転造化 - 概要

本プロジェクトは、軸付きウォームギアの生産において、全切削工程に対して転造技術を導入することでネットシェイプ率を80%に向上させコスト削減を実現。また、一般的な転造技術で発生する曲がりを抑えた転造技術を開発することで、矯正工程が不要となりコスト削減と精度の向上を実現し、量産体制を強化しました。

2024.10.31 ■技術紹介

課題

従来の転造工程では製品の曲がりが発生し、矯正工程が必須でした、この工程は手間がかかり、
生産効率を低下させる要因となっていました。また曲がることで全切削に比べて同軸度が悪化していま
した。

ポイント

プロジェクトのポイントは、転造技術を活用することで、材料コストを削減すること。また、一般的な転造工程では発生する曲がりを抑制することで生産効率を上げつつ品質を向上させることです。


1. 転造技術の導入
転造技術を採用することで従来の切削工程よりネットシェイプ率が向上、材料コストを削減。

2. 矯正工程の削減
一般的な転造工程で発生する曲がりを抑制することで、矯正工程が不要になり生産効率が向上。

3. 同軸度の改善
曲がりが発生しないことで、同軸度を0.4mmから0.1mm(全切削と同等レベル)に改善し、品質と精度が大幅に向上。

解決案

解決策として、転造技術を導入し、製品の曲がりを抑制する新しい製造方法を開発しました。この方法により、従来必要だった矯正工程を削減し、生産コストと時間を大幅に短縮することが可能になりました​。

新しい転造技術により、生産性が大幅に向上し、製品のネットシェイプ率も向上しました。これによりコスト削減と品質向上を同時に実現し、量産対応が可能となる見込みです。現時点で設備自動化に向けた検討が進められています​。

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